沖縄の『就職・転職・移住』事情色々。

県外の会社から移住でin沖縄。移住して感じる事や、思った事をいろいろ書いていこうと思いま。

沖縄独自の情報源とメディアの特徴について

今日は沖縄に来て、メディアについて感じた事を書きます。
 
まず、圧倒的に言えるのが、、、
 
【沖縄の情報は沖縄で回っている】という事です。
 
つまり、沖縄の地元に住むと、
沖縄以外の情報を取りづらい環境下にあるという事です。
 
例えばわかりやすく言うと、
 
沖縄の新聞の発行部数ですが、
総世帯数:610,129
 
1位:沖縄タイムス   158,435部(普及率:25.97%)
2位:琉球新報   158,261部(普及率:25.94)
 
この地元紙の2紙から大きく、離れて
 
3位:日本経済新聞     5,767部(普及率:0.95%)
4位:読売新聞 852部(0.14%)
※リソース:日本 ABC 協会「新聞発行社レポート 普及率」2015 年1月~6月平均沖縄県 
 
という事で、経済関連の新聞は5000部程度です。
 
裏を返せば、本土の情報は、あまり必要がない。という事が言えると思います。
 
 
ちなみにTVでは、
OTV(沖縄TV フジ系8ch)
QAB(琉球朝日放送 テレ朝系5ch)
RBC (琉球放送 TBS系3h)
 
の3chしかありません。
※ちなみに月9とかドラマで放送されなかったりしますけどね。
 
※正月のガキ使の「笑ってはいけない」はリアルタイムの年越し放送ではなく再放送です。
  
■WEBサイト
沖縄独自の情報を発信しているサイト(いわゆる地元発信メディア)
 
①ブログメディア 沖縄地域トップクラスのインターネットメディア てぃーだブログ
月間PV数 約2,700万/月 月間UU:12万人
 沖縄に移住して3年ですが、
何故、「沖縄の情報は沖縄で回るのか。」という点において、こんな考察です。
 
経済関連
→原則、沖縄の経済は沖縄で回る為、その他のエリアの話を入れる必要性がない。
 
生活関連
→沖縄を出るという選択肢をしない限りは、沖縄意外の情報を取る必要性がない。
 
つまり、一生、沖縄から出るつもりがなければ、
沖縄以外の情報は必要がないという事です。
 
そういった意味で、
沖縄の人からこんな話を聞いた事があります。
 
沖縄から内地(本土)に出るタイミングは基本的には3つしかない。
①進学
②就職・転職
③結婚・出産
 
それを越えた場合、よっぽどの理由がない限りは、県外に出ない。
ちなみに進学においての、高校生や大学生の県外に出る理由は、
・成長したい
・親元を離れたい
・沖縄の学校で学ぶことができない分野がある
 
こんな理由が上位に上がる。
 
就職においては、
・沖縄ではできない仕事(業種・職種)がある
・賃金の差
・沖縄にはない企業がある
 
こんなところでしょうか。
 
 
沖縄は琉球王国→米軍統治→復帰と、日本の中でも特殊な環境下の中で、
独自に発達していた経緯がある。
 
そういった背景からも、沖縄は独自の情報文化を辿ってきているという事もいえるであろう。
 
それではまた次回。